学習者があまり知識を持たない領域において情報を有意味に受容できるよう、前もって学習者に与える枠組み。説明オーガナイザーと対比オーガナイザーがある。
説明オーガナイザーは、理解の枠組みとなる抽象的な説明を先行して与えることで、それ以降の情報をその枠組みに肉付けするようにして理解していく。例えば、画像のデジタル化であれば、「連続的なものを数値化して表すためには、全体を小さな部分に分割し、それぞれを数値化する」ことを教える。これにより、画像のデジタル化はどのような分割方法と数値化の方法を用いているかを理解する。
対比オーガナイザーは、既知の内容を理解の枠組みとして利用する。例えば、音のデジタル化であれば、画像のデジタル化を対比オーガナイザーとすることで、波形を一定の時間間隔で分けることが小さな画素に分けることと対応づけて理解される。
【参照:有意味受容学習】