学校では教師から教科内容について教わり、家庭で復習や問題練習をするのが、一般的な学習形態である。これを反転し、家庭で教科内容について自習し、学校でその内容の確認や問題練習などを行う学習形態を反転学習という。ブレンディッド・ラーニングの一形態と位置づけられている。
生徒の学習を「学校での学習」と「家庭での学習」に二分して考えると、両者の違いの一つは学校での学習には教師と仲間がいることである。家庭での復習や問題練習でわからないことが生じたときには、まわりに教師や仲間がいないため、自力で解決するしかない。ところが、教師や仲間がいる学校の授業であっても、授業は教師のペースで進んでいくため、生徒は疑問を解決することができないままで授業が終わることになりがちである。
そこで学校と家庭での学習を反転させ、家庭で動画等を見ながら教科書の内容を学び、わからないことは授業で先生に確かめるという形態にすれば、全体の学習効率を高めることができる。
【参照:ブレンディッド・ラーニング】