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【マスタ先生の独り言】Googleスライドで生徒からの質問を募集する

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このシリーズでは、Webに存在する無料ツールで教科学習や教材作成にワンポイントで役立ちそうな情報を紹介していきます。

今回は,Googleスライドで生徒から質問を募集し,スライドに表示する方法をご紹介します。

 

便利なGoogleスライド

田中先生,Googleスライドを使って授業をしていると聞いたのですが,本当ですか?

えぇ,本当よ。オンライン授業になったときでも,画面共有でスライドを提示できるから,とても便利だったわ。

田中先生,成長されましたね...(涙)
Googleスライドは,共同編集機能やMicrosoft PowerPointとの互換性もあるので,活用している先生も多いですよね。

ところで,授業中の生徒からの質問にはどう対応していますか?

Google Meetのチャット欄に書き込んでもらうようにしているわ。
ただ,生徒からの質問が次から次へと流れてくるから,どの質問に答えればよいのか,いつも分からなくなるのよね...。

そういう時は,Googleスライドで質問を募集すると良いですよ!

 

Googleスライドで質問を募集する

質問を募集・表示する方法

1.「プレゼンテーションを開始」から,「プレゼンター表示」を選択します。

(スライド編集画面)

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2.プレゼンター表示のウィンドウが表示されます。
  ユーザーツールから「新しいセッションを開始」を選択します。

(プレゼンター表示)

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3.スライドの上部にリンクが表示されます。
  このリンクを生徒に共有します。

(プレゼンテーション中のスライド)

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4.リンク先は質問を受け付けるQ&Aページになっています。
  生徒はこのページから質問を投稿します。匿名で質問することもできます。

(スライドQ&Aの画面)

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5.プレゼンターは,ユーザーツールからスライドに表示したい質問を選びます。

(プレゼンター表示)

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6.選んだ質問がスライドに表示されます。

(プレゼンテーション中のスライド)

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質問の受付を終了するには,ユーザーツールでオンからオフに切り替えます。

※オフにすると,質問の受付を中断します。オンにすると,再開できます。

 

授業が終わっても,質問を見ることが可能!

Google Meetのチャット欄は,会議を終了すると削除されてしまいますよね。
一方,このようにしてスライドで募集した質問は,会議を終了しても,再び確認することができます

 

スライド編集画面の「ツール」「Q&Aの履歴」から,過去のセッションを選びます。

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過去のセッションで投稿された質問を,再度確認することができます。

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使ってみた

早速授業で使ってみました。普段は発言が控えめな生徒でも,匿名で質問できるからか,質疑応答が活発になった気がするわ。

それは良かったです。先生が今どの質問に答えているかも分かりやすくなりましたね。

それと,いいね👍が多い質問に優先的に答えることができるのも便利ね。
授業時間内に答えられなかった質問でも,後から再確認できるから,取りこぼすことなくフィードバックできたと思うわ。

 

今回のポイント
  • 質問を募集し,プレゼンテーション中のスライドに表示できる。
  • 匿名で質問を投稿したり,答えてほしい質問にいいね👍したりできる。
  • スライドを閉じた後も,過去の質問を見ることができる。

 

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