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【活用塾シリーズ】Google Classroomを使ってみよう 第1回

 この連載では、世界的に利用が増えているLMS(Learning Manegement System)のGoogle Classroomの活用方法について紹介をしていきます。

 日本国内の学校教育現場でのGoogle Classroomの活用事例は、まだそこまで多くない状況ではありますが、すでにアメリカなどでは一般的なツールとして使われております。本連載では、マスタ先生の学校でもGoogle Classroomの試験的な導入が決まったところから始まります。マスタ先生と一緒に初歩的なところから機能を見ながら、学習活動でしっかり活用できるように進めていきます。

教育機関でのGoogle Classroomの利用開始には「G Suite for Education」への無料の登録が必須となっています。G Suiteの加入方法に関しましては、本連載では触れません。

 

 

Google Classroomとは?

 ついにウチの学校でもGoogle Classroomが使えるようになりましたね!

 そうらしいわね。ただ、導入の説明にあったLMS? G Suite for Education?アルファベットがたくさん出てきてチンプンカンプンだわ。

 それはもったいないです!うちの生徒たちは、ほぼ全員がスマートフォンをもっていますよ、すぐにでも始められる様々な活用アイデアがあります!!

 【参考情報】

www.metro.tokyo.jp

ict-enews.net

 

 Mottainaiですか。

 Mottainaiです!

わかりました。まず端的にGoogle Classroomって何なのかしら?

 Google Classroomは、いわゆるLMS(Learning Manegement System)の1つで、世界的に利用者が増えてきています。LMSが何なのかということですが、簡単に言えば「先生と生徒で学習状況を共有するツール」ですね。

「学習状況を共有する」というのは具体的には課題の提出状況をみたり、生徒から先生への質問とかが出来るということ?

 おっしゃる通りです。Google Classroomでは、その上で先生の方では課題の出題、補足などといった管理全般が行えます。

今までプリントと質問を何度も往復していたようなものが、一つの画面に集約されるようなイメージかしら。

 うまい例えだと思います。昨今では様々なメディア教材が増えてきて、紙だけでは伝えきれない教材・・・例えば動画などを共有する必要性が出てきました。こういった場面でも先生と生徒の学習活動を補助してくれるものです。

補足 G Suite for Educationとは?

G Suite for Educationとは、Googleがオンライン上で提供する様々なソフトウェアの統合パッケージ名であるG Suiteの教育機関向けバージョンです。これから紹介していくGoogle Classroomもこのパッケージに含まれています。

 

まずは登録してみよう。

まずは試しにやってみる、が大事よね。

 はい!学校から教員全員に配布されたGoogleアカウントを使って、早速Google Classroomにログインしてみましょう。

※ 導入状況によってアカウントの配布状況も異なります。ここでは学校主導で教員一人ひとりにアカウントが発行されて、それがすでに配布されているというものを想定しています。

edu.google.com

 リンク先のログインボタンをクリックします。

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ここで配布されたアカウント情報を入力していくのね。

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 これでGoogle Classroomに入ることができました。試しに早速「クラス」を作ってみましょう。右上の+から「クラスを作成」を選択しましょう。

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「クラスに参加」というのは生徒側の機能ね。

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 ここでクラス名などを決めます。あとから変更はできます。

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とりあえずクラス名は「1年1組」、セクションと科目は「English Communication」とでもしておこうかしら。

 「作成」をクリックするとクラスが出来ました!

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 このストリームという画面が機能の中心になります。ここから機能を説明していきます!

ちょっとワクワクしてきたわ。

 

まとめ

思った以上に導入は簡単だったわね。

Googleのアカウントさえあれば、複雑な手順は一切ありませんでしたね。次回は生徒をクラスに追加して、実際に使ってみましょう。

 

家から教えよう

Googleが公式で遠隔授業やツールの解説をしてますので、こちらも参考にどうぞ。

teachfromhome.google