最初に問題が提示され、それを解決するために学習が進められるという、問題が学習を駆動する教育方法。
医学教育では、生理学等の基礎科目の学習が臨床場面で活用されないという課題があり、これを解消するために産み出されたのがPBLである。最初に症例等が示され、その原因を明らかにして適切な治療を行うために、学生は各自で情報を収集し、チューターの指導のもとでグループで議論して学習を進めていく。
医学教育以外へ用いられる場合でも、まず問題が提示され、その問題を正しく理解し解決に導くために、学習者が主体的に情報を収集し、グループで話し合う。こうした教育方法を採用するのは、単に教育内容を理解させるためだけではなく、社会人として必要なスキルを学ばせるためでもある。
【参照：アクティブ・ラーニング】
