「情報Ⅰ」の出題から、問題を見ていこう。
「情報Ⅰ」は、第1問から第4問まであり、第1問には4つの小問、第2問はA(問1~4)とB(問1~3)の2つの大問にわかれている。第3問には3つの小問、第4問には4つの小問がある。
各問題の難易度について、3段階で(★☆☆:平易/★★☆:やや難/★★★:高難度)で記す。(※ed-ict編集部による独自の見解)
問題、解答については現時点で公式に出ていないので、下記にリンクさせていただく。
2025年度 大学入学共通テスト 本試験 PDF | 毎日新聞
まず、第1問からみてみよう。第1問は、かなり平易なものになっている。
第1問 問1(★☆☆)
「デジタル署名」「IPv6」という用語を知っていればとくに問題なく解答できる。
このような、意見もあるようだ。
記事を投稿しました! デジタル署名の説明で、「発信者の本人確認」は微妙だし、改ざん検知を前面に出すのも微妙~令和7年度共通テスト「情報Ⅰ」を例に on #Qiita https://t.co/QpI8KOuhrJ
— nodai2hITC (@nodai2hITC) 2025年1月26日
第1問 問2(★☆☆)
「7セグメントLED」が題材になっている。最近はマトリクス式のフルカラーLCD(液晶ディスプレイ)やLEDモニタがどこでも使われているから、7セグメント式のディスプレイを目にする機会は少なくなっているかもしれない(いや、ドリンクの自動販売機の価格表示とかがあるか)。

ともかく、問題文中で丁寧に説明されているし、図もある。しかし、その図の内容をじっくり考えはじめる必要はない。というか、図の内容そのものは、ここではどうでもよい。
各セグメントを利用して、ビットの概念を問うているだけで、単純な「場合の数」の問題である。全体に難易度が高くないとはいえ、こういうところに無駄な時間を使っていると、あとで大変なことになる。
第1問 問3(★★☆)
解答欄「キ」は、チェックディジットを計算するだけの、算数の問題である。
解答欄「ク」は、チェックディジットという語を知っている必要はないが、なぜエラー検出に使えるのかのしくみに気がつきたい。パリティチェック程度のことでよいので、エラー検出のしくみを確認しておけば、どこに気をつけるべきか理解できるようになるはずである。
余談だが、チェックディジットが使われている例として、JANコードやISBNコードがある。
JANコードが付いている商品でやってみよう。(自動計算↓)
チェックデジットの計算方法 | GS1事業者コード・GTIN(JANコード) | 各種コード登録・概要 | GS1 Japan 一般財団法人流通システム開発センター
本のISBNコードでやってみよう。(自動計算↓)
第1問 問4(★★☆)
ユーザインタフェースの問題で、「フィッツの法則」というものを扱っている。法則の名前やその内容を理解していなくても、設問文の説明でじゅうぶんに解答できるが、読解には慣れが必要だろう。
興味のある方は、下記が面白い。
2025年大学入学共通テスト「情報 I」のターゲットポインティング問題の解説論文を書きました. PDF: https://t.co/vT5bTrYsfT
— てっててて (@tettetete) 2025年1月23日
ターゲットサイズを実質的に無限大と見なせる特殊なケースが出題されており,戸惑うポイントがいくつかありそうだったので,疑問を解消することを目指しました.