ある日突然,故事成語を調べたくなったら
『孤🐺の血』に出てくる俳優の松坂桃李さんがかっこよすぎるから,彼のことをもっとよく知るためにその名前の由来が知りたい。
中国の歴史家・司馬遷の『史記』に書かれた言葉「桃李不言,下自成蹊」と,成語「桜梅桃李」の2つに由来する,とネットに書いてある。
――― 出典元をちゃんと読んでみたい。
このように急に中国の故事成語の出典を調べたくなったとき,みなさんはどうするでしょうか。
英英辞典をあたるような感覚で
なにか漢文の出典を見つけてくれる便利なツールを探そう。
うーん,漢文をそのままGoogleで検索しても,すでに書き下し文になっていたり意訳済みだったりする事が多い。
出典がわかっても原典をあたれない。英英辞典のような感覚で探したい。
なにか漢文の原典まで示してくれる便利なツールはないだろうか。
というわけで見つけたのがこれ。台湾の教育研究機関※が公開している漢文のデータベース『Dictionary of Chinese Idioms』。
※正式名称は「国家教育研究院」
インターフェイスは右上で英語に変えられるのは助かる。
Basic searchで十分な機能だと思う。「桃李不言」で検索すると・・・
故事成語の意味や,出典,ピンイン表記などが分かる!
”電子書”機能で辞書的に見てみる
おや,右上の言語を『EN(英語)』に切り替えると,オリジナルでは存在したタブがなくなっている。
『電子書』とは一体?
これは一体どんな機能なんだろう?
基礎版を見てみよう。
とりあえず索引の方式が2つ,『注音索引』と『漢語拼音索引』。注音は台湾で主に使われる発音記号。拼音はピンインのことだろう。
今回は拼音で見てみよう。
故事成語がずらりとならんだ。なるほど,このサイトに登録されている主な故事成語を辞書的に見られるのか・・・。
どこにお目当ての故事があるかは『CTRL + F』で検索したり,
Google翻訳でピンイン表記を表示させてみたりすれば,中国語が分からなくても,見つけやすいだろうか。
『九死一生』を無事発見できたぞ。
まとめ
ちょっとマニアック過ぎたように思うけれど,海外のツールを使いこなすという経験は思った以上に自分の糧になったと思う。
明日国語の先生に教えてあげよう。
おまけ