レジリエンス(reslilience)とは「弾力性」「回復力」という意味の英語であり,サイバーレジリエンスといった場合はネットワーク経由の攻撃に対する堅固さという意味になる。
サイバーレジリエンスを実現する手段としては,まずサーバにおいてセキュリティホールをなくす,監視ツールなどを動かし異常を早期に検知するなどの対策が前提となる。
ただし,攻撃者はさまざまな工夫をこらして侵入やサービスの破壊・妨害を試みてくるので,このようなソフトウェア的な対策だけでは十分ではなく,セキュリティ監視チームやインシデント対応チームを組織し,問題の兆候があったときに調べて対応をとることが必要になる。これらのチームには高度な専門性が必要なので,セキュリティの専門企業に委託してこれらを用意することもある。