「【活用塾シリーズ】iPad「クラスルーム」を使ってみよう」では、学校のiPadを授業で利用するうえで便利な機能をご紹介します。①準備編、②利用編、③授業計画編に分けて掲載します。今回は、授業計画編でクラスルームのアプリから授業計画を作成してみましょう。
この記事では、iPadを使用していることを前提としています。記事内で紹介しているクラスルームAppのバージョンは2022年9月時点の最新バージョン3.6.1に沿ったものです。今後のバージョンアップにより機能が変わる場合がございます。
タナカ先生、「クラスルーム」を使いこなしているみたいですね。
とっても便利に使っているわ。「計画」という機能が気になっているんだけど、何ができるのかしら?
アプリの起動やタイマーをおけばそれに沿って、授業をすすめることができます。
では、簡単なイメージをつかむために、先生が授業の始めに漢字の小テストをするとして、それを計画にしてみましょう。
やってみましょう。
計画を作成する
左から「計画」をタップします。ファイル名に「小テスト」と入力して作成してください。
自分の計画というのが表示されたわ。
名称未設定となっているところを「小テスト」としてください。タイマーの時刻を5分にして、終了時を「警告」にしましょう。
さらに、「アクションを追加」をタップして、「ロック」を選択してください。
名称の下に、時間やロックと表示されているわ。
計画では、タイマーと、アクションを覚えさせておくことができます。動かしてみましょう。
左上の「クラスで開く」をタップします。もしくは、「<」で戻り、クラスを開いてから、「計画を開く」から「小テスト」を選びましょう。
いきなりタイマーが出てきたわ。
これを、スタートすると、タイマーが進行します。また、ロックの所をタップすると画面ロックが動作します。
これは、タイマーが終了するとどうなるのかしら?
終了時に「警告」としたので、先生の画面に以下のような画面が表示されます。
計画していたとしても、画面ロックやタイマーはタップしないと実行されないのね。
そのですね。もう少し細かく計画をたててみましょう。
授業計画を作成する
では、今回はレポートを作成するという例で、導入5分、レポート作成10分、提示5分の合計20分の授業計画をたててみましょう。
さっきと同じ要領で、「計画を作成」をタップします。ファイル名を「おためし」と入力して、作成します。
さっきは、1つのみでしたが、次は、右上の+を押して、項目を追加していきます。ここでは、タイマーや、アクションを追加できます。以下を設定してみましょう。
- 導入
- タイマーを追加して、「5分」をセット、終了時は「何もしない」にして、を自動進行を「オン」にする。
- アクションを追加から、「非表示」を追加
- アクションを追加から、「消音」を追加
- レポートの作成(+をタップして追加する)
- タイマーを追加して、「10分」をセット、終了時を「警告」として、自動進行を「オン」にする。
- アクションを追加から、「開く」を選びアプリを「Pages」にして、「Appにロック」はオフにする
- 提出されたレポートを提示(+をタップして追加する)
- タイマーを追加して、「5分」をセット、終了時は「何もしない」にして、を自動進行を「オン」にする。
- アクションを追加して、「ロック」にする
いれてみたわ。
計画を使って授業してみる
では、クラスに戻って「おためし」クラスを表示してください。計画を開くをタップして、計画を選択します。
スタートしてみるわね。たしか、アクションは手動で計画にあるボタンを押せばよかったかしら。
そうです。アクションは自動ではないので、タナカ先生がタップしてくださいね。
わかったわ。ちなみに、計画の画面があると生徒の画面を見たい時に困るけどどうすればいいかしら。
画面は左上の「×」で閉じても、終了しません。ポップアップや、二画面表示ができます。
計画は途中でも止めることができるの?
途中で終了したい場合は、左の自分の計画のから「閉じる」をタップすると計画が終了します。
「おためし」をスタートしたけど、自動進行を「オン」にしている効果って何かあるのかしら。
自動進行を「オン」にしているので、計画の時間が過ぎると、自動で次の計画をタイマーをスタートしてくれます。時間内にスムーズに進行することを助けてくれます。
なるほどね。授業を時間内に終わらせるために活用するには、自動進行はオンにしておくとよさそうね。
さいごに
これらは、無理して使うことはないので便利に使う方法を見つけていきましょう。
そうね、始めは小テスト用のタイマーを計画に入れておくだけでも楽かもしれないわ。
そうですね。今回紹介した機能も含めてクラスルームは頻繁にアップデートされているので、メニューの場所など変わってしまうことがあるかもしれません。ご了承ください。
そうなのね。また新しい機能ができたら、マスタ先生紹介してね。
この記事は、クラスルームの機能の一部を紹介したものです。より詳しく知りたいときはAppleのヘルプサイトよりご確認ください。