新学習指導要領(小・中学校2017(平成29)年告示,高等学校2018(平成30)年告示)の文脈における資質・能力とは、社会の中でよりよい人生を送るための、人格等も含めた潜在的な学習可能性・成長可能性の基盤となるものを指す。
特定の具体的な課題を達成するためには、知識や技能を習得する必要がある。また、現行の学習指導要領(小・中学校2017(平成29)年告示,高等学校2018(平成30)年告示)においては、知識や技能を様々な場面で活用するために、思考力・判断力・表現力が必要だとされている。しかし、社会が加速度的に変化し、身につけた知識や技能が陳腐化しがちな現代においては、新たな状況や課題に対応するために、必要に応じて学習し成長する必要がある。これを保障するのが資質・能力である。
こうした資質・能力を身につけるための学びがアクティブ・ラーニングであるとされる。
なお、高校教科「情報」においては、以下のような内容が示されている。
問題の発見・解決に向けて情報と情報技術を適切かつ効果的に活用し,情報社会に主体的に参画するための資質・能力を次のとおり育成することを目指す。
- 効果的なコミュニケーションの実現,コンピュータやデータの活用について理解を深め技能を習得するとともに,情報社会と人との関わりについて理解を深めるようにする。
- 様々な事象を情報とその結び付きとして捉え,問題の発見・解決に向けて情報と情報技術を適切かつ効果的に活用する力を養う。
- 情報と情報技術を適切に活用するとともに,情報社会に主体的に参画する態度を養う。
【参照:アクティブ・ラーニング】